小さなイボから大きなイボまで~イボ治療百科~
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頭皮部分に小さなイボができてしまい、どのように対策をとれば良いの…と悩んでいる方もいるのではないでしょうか。そこで、ここでは頭皮にできやすいイボの特徴や、種類について詳しくご紹介します。
身体の中でもイボができやすい場所はいくつか限られているのですが、頭もその一つだといえるでしょう。というのも、頭皮は皮膚の一部であるため、他の部位と同じくイボができたとしても全くおかしくはないのです。
更に、頭皮といえば、髪の毛が生えてくる毛穴が密集している部位でもありますよね。そこから皮脂が分泌されるわけですが、イボは皮脂量が多いところにできやすい特徴持っているため、頭皮もイボができやすい部位として押さえておきましょう。
加えて普段自分から見えにくい場所ということもあり気づくのが遅れてしまうこともありますが、頭皮は他の部位の皮膚と比べてもデリケートな部分であり、イボができやすい特徴を持っています。
頭皮にできる希望の一つとして挙げられるのが、尋常性疣贅(じんじょうせいゆうぜい)と呼ばれるものです。これは、非常に一般的なイボのこと。ウイルス性のもので、頭皮に小さな傷ができてしまい、そこからヒトパピローマウイルスが入り込むことによって発生します。
放置しておいても特に問題があるわけではないのですが、気になる方も多いでしょう。そういった場合には治療することについても検討してみてくださいね。ウイルス性のイボではありますが、良性の腫瘍であるため、慌てて対策をとる必要はありません。
ただ、シャンプーをする際に爪で引っ掛けて傷付けてしまったりする恐れもあるので、サイズの大きなものは治療について考えた方が良いですね。
もう一つが、老人性疣贅(ろうじんせいゆうぜい)と呼ばれるものです。これは、漢字を見ても想像できる通り頭皮の老化が原因で発生するイボのことで、大きな原因は紫外線にあります。
長年、頭皮が紫外線の影響を受けて発生するので、できるだけ紫外線の強い季節は帽子をかぶるなどして、対策を取っておきましょう。
こちらの場合も尋常性疣贅と同じように慌てて対策をとる必要はありません。人体に悪影響のあるタイプのイボではないのですぐに治療する必要はないのですが、放置すると増えてしまうこともあるのでできるだけ早期に対策をとりたいと思っている方は病院で治療法について相談をしてみてくださいね。
イボを取る方法の中でも代表的な治療法が凍結療法によるものです。液体窒素療法とも呼ばれているもので、-196度の液体窒素でウイルスに侵されている細胞を凍結させて取り除く治療方法となります。
イボを発生させているウイルスに関しては、表皮の細胞ごと破壊することができるので、しっかり取り除くことが可能です。
治療時の痛みについてですが、冷たいというよりも痛みを感じることがあり、多発している場合には治療はストレスを伴うものとなってしまいます。治療後数日間はしもやけのような状態になり痛みを感じる方もいますが、数日で良くなるので、心配はいりません。 イボの芯が残った場合には何度か治療を繰り返さなければならないケースもあります。
一つだけでなく、多発しているタイプのイボには、液体窒素を用いた凍結療法よりも、炭酸ガスレーザーなどを使った方法がとられることが多いです。
こちらの場合も一度で取り除くことができなかった場合には複数回治療を行わなければなりません。
気を付けなければならないのが、レーザー治療の場合は保険が適用外となる可能性もあるということ。そのため、液体窒素を使って何度か治療をしたものの、取り除けなかった場合にレーザー治療を選択する方もいます。
レーザー療法を選択する場合には、保険が適用されるかどうかについて事前に確認しておいたほうが安心ですね。局所麻酔を行ってから治療をするので、麻酔時の痛みはあるものの、治療中の痛みはありません。
非常に小さいイボについては、こちらの治療法が取られることが多いです。髙周波の電気焼灼を用いることにより、イブを取り除きます。
電気メスを使って幹部組織に電気を流し、熱凝固させることによってイボを焦がす治療法です。その後は、塊になったイボを取り除いていきます。
2ヶ月ほどでほとんどの傷跡はわからなくなるのですが、頭皮にできたイボということもあり、傷跡がそれほど目立つことはないでしょう。髙周波の電気焼灼の場合も麻酔をしてから治療することになるので、痛みを感じるのは麻酔時のみとなっています。
どの治療法が選択されるか?についてはイボの状態によっても異なってくるので、しっかり相談してみてくださいね。
傷口からウイルスが侵入してイボができてしまうことがあるので、頭皮に小さな傷をつけないように気をつけることが非常に重要になってきます。
そこで考えたいのが、シャンプーをする際の刺激についてです。爪がギザギザになっていたり、伸びていると頭皮を傷付けてしまう恐れがあるので、しっかりと整えてから洗うようにしたいですね。
また、毎日のブラッシングが頭皮を傷付けてしまうこともあるので、こちらもブラシを頭皮に押し付けないように注意しておきましょう。
頭をかく癖があったり、頻繁にカラーリングを繰り返している方なども頭皮の刺激に繋がってしまう恐れがあるので、このあたりも見直してみてくださいね。
シャンプーは、思っている以上に頭皮の刺激になることがあります。そこで、ジャンプーの回数についても見直してみましょう。
例えば、朝と夜の2回シャンプーをしている方もいるのではないでしょうか。夏場など、寝ている間に汗をかくような季節もありますが、それ以外の時期については、できるだけ1回だけで押さえておくのがおすすめです。
どうしても2回シャンプーをしたいのであれば、先述したように爪で頭皮を傷付けないように十分に注意してくださいね。また、刺激の強いシャンプーを頭皮に負担をかけてしまうことがあるので、今使っているシャンプーが頭皮にとって優しいものなのか一度見直してみるのもおすすめです。
免疫力が落ちているときは、小さな傷から侵入したウイルスが過剰反応しやすくなってしまいます。そこで、日々の生活を見直し、食生活の中で健康を目指せるように気をつけてみましょう。
朝食を抜いていたり、栄養バランスが乱れているといったことはないでしょうか。このような状態が続くと免疫力が落ちたタイミングでイボが多発してしまうこともあります。
野菜をたくさん取り入れるように心がけ、栄養バランスに偏りが出ないように注意してみてくださいね。肉だけ、魚だけといった食生活を送っているとバランスが乱れてしまいがちなので、気をつけなければなりません。
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