小さなイボから大きなイボまで~イボ治療百科~
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イボができやすいからだの部分のうち、このページでは腕・ワキについて説明していきます。
腕からワキにかけても、イボのできやすい部分です。ふだんはあまり目立たないところですが、腕の露出率の高まる夏場になると、急に気になったりする方もいらっしゃるでしょう。
このパーツでとくに多くできるのが、「毛孔性苔癬(もうこうせいたいせん)」という種類のいイボ。
イボといってもウイルス性のイボではなく、毛孔に角質が蓄積してしまうことでできるものです。
中年から年配の女性の二の腕などによくポツポツとできているのを、目にしたことがあるのではないでしょうか。あのポツポツが毛孔性苔癬。
一種の角質異常ですが、毛孔が詰まって起こるイボのため、毛孔を中心に隆起するところに特徴があります。
毛孔に角質が蓄積してしまう理由は、加齢が原因と考えられていて、老人性イボの仲間ともいえるかもしれません。
遺伝も原因としてあげられるようですが、絶対数は少ないようです。
そのため、毛孔性苔癬を予防するには紫外線や乾燥など、肌の老化現象を進行させてしまう要因をカットすること。とくに、保湿ケアをしっかりして、うるおい肌をキープするように心がけてください。
また、古い角質と新しい角質とのターンオーバーを促進させるために、ビタミン不足とならないように気をつけましょう。
毛孔性苔癬と似たような症状に、毛孔角化症があります。
こちらは年齢を重ねた女性よりも、思春期の若い女性に多くみられるイボ。上腕やふとももなどにポツポツができ、遺伝がおもな原因として考えられています。
毛孔角化症の遺伝的因子をもっていると、ビタミン代謝の異常、脂質代謝の異常などがおこると発症するイボです。
ホルモンバランスの乱れも発症の大きな要因であり、思春期に多いのはそのため。
治療においては、サリチル酸ワセリンやビタミンA軟膏などの処方で治癒をめざします。
毛孔性苔癬と毛孔角化症は、一見、おなじように見えますが、原因も治療法も異なるので、自己診断で対処しないようにしましょう。
また、ワキの下もイボの要注意ゾーン。
ワキの下は皮膚が薄くてやわらかい、毛穴が多い、というイボができやすい2大環境をかかえています。
ここにイボができる原因には諸説ありますが、衣服とワキが擦れることで皮ふが刺激されてできる、紫外線の影響でできる、などが考えられているようです。
1mmていどの軟性繊維種、2mmていどのアクロコルドン、それよりも大きな懸垂性繊維種などが、ワキにできやすいイボです。
ちなみに、ワキのイボを液体窒素で治療する場合、皮ふが薄いためそれなりの痛みがあることを覚悟しておいてください。
ノースリーブなどを着た際に気になる腕・ワキのイボは放置しておくと数が増えたり、悪化することもあるので早めに対策をとりましょう。
二の腕がボツボツしてしまう毛孔性苔癬の場合は基本的な肌のスキンケアが大切です。また、ワキにできたイボは市販薬で対策を取ってみましょう。ワキのイボはアプリアージュオイルSやイボコロリで対策を取るのがおすすめです。大きなものになってくると自宅治療は難しくなるので、病院での治療も検討する必要があります。
小さなイボの場合は液体窒素などを使った治療を行いますが、ワキにできるイボは放置しておくと1センチ以上になることもあり、その場合はメスやハサミを使った切除を行うこともあります。レーザー治療が選択できれば縫合の必要はありませんが、メスやハサミを使った場合には縫合しなければならないケースもあるため、どのような治療を行うのかよく確認してみましょう。
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原産国 | 日本 | アメリカ | 日本 |
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