小さなイボから大きなイボまで~イボ治療百科~
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からだにできやすいイボのなかでも、ここでは足の裏にできるイボについて解説しましょう。
足の裏にできるイボは、ほとんどがウイルス性のイボ(足底疣贅)です。
色は少し白っぽく、数mmほどの平たい斑点状の症状があらわれます。
その大きさや色から、よく魚の目と間違われることも多く、削ってしまう人も。しかし、足の裏のイボを削るのはおすすめできません。
ウイルス性のイボは感染します。手や足の小さな傷があれば、イボの削りかすに付着しているウイルスが感染する可能性があるんです。
むしろ悪化させるだけなので、まずはイボか魚の目かを正しくジャッジしなければいけないでしょう。
見わけ方は、白い斑点の中心を押してみること。神経を圧迫している魚の目なら、ダイレクトに痛みが伝わってきますが、イボならそれほぼ痛みは感じません。
年齢や性別によってできやすいということはなく、家のなかでも裸足で歩きまわる、足の洗い方が十分ではない、体重のかけ方のバランスが悪いなど、特定の習慣に要因があるようです。
足底疣贅のほかに足にできやすいイボには、伝染性軟属腫があります。
伝染性軟属腫とは、ミズイボのこと。
同じく感染性のイボで、数mmから5mmくらいの小さい丘疹ができ、子どもがかかりやすいのが特徴です。
同じウイルスでも、足底疣贅がヒト乳頭腫ウイルス、伝染性軟属腫が伝染性軟属腫ウイルスと、種類はまったくの別もの。
足の裏だけでなく、パーツを選ばずできるので、自己感染には注意が必要です。
イボは種類を問わず、からだのあちこちにできるものですが、そのなかでもいちばんやっかいなのが足の裏のイボ。
とくに、かかとにできてしまうと、なかなか治りません。
足の裏は常に体重がかかっているうえ、靴、もしくは床・地面に密着しています。
イボは皮ふの外側へ向かって成長することができす、皮ふの内側へ内側へのびていくんです。
しかも、かかとは皮ふが分厚く、イボウイルスが皮ふの奥深くまで潜行できる環境が整っているという悪条件。
体重が重い人のほうが、より悪化しやすいという傾向があります。
治療は、おもに液体窒素で治療します。液体窒素治療はイボの表層を削ってから液体窒素をあてることで、低温やけどでウイルスを焼き殺すとともに、傷が治る新陳代謝を利用して皮ふの深層が浮いてくるのを待ちます。
何回かこれを繰り返し、ウイルスの根が表面にでてきたことろを最終的にやっつけるという治療法。
ですが、皮ふ層が深く、毎日体重をかけられて奥へ奥へと根が押しやられているため、根の部分が盛り上がってくるまでに数か月はかかります。
そのため、足の裏にできたイボを治すのは難しいというわけ。もちろん、時間をかければ治せますが短期間ではまず治せません。
これを短時間で処置できるのは保険適用外になるものの、レーザー治療だけ。
足の裏のイボを防ぐには、傷や感染を避けるため家のなかでもなるべく靴下をはくなどのケアが必要です。
前述のように、足の裏のイボはタチの悪さ、やっかいさはイボ界広しといえども天下に並ぶものなし。いー坊がいうんですから間違いありません。
ですから、基本的に足の裏のイボは病院・皮膚科での治療となります。
病院での治療方法は低コスト長期間の液体窒素、もしくは高コスト短期間のレーザー治療。
液体窒素は保険適用なので1回あたり数百円~(処置箇所数によって異なる)と安価なものの、毎回あの想像を絶する痛みに耐えなければいけません。
レーザー治療は保険適用外の自由診療ですから、当然、治療費は高額となります。そのぶん、1回の施術で幹部を治療できるのがメリット(ただし、皮膚の最奥部のウイルスを焼ききれない場合も、ままある)。
レーザーは皮膚を「焼く」わけですし、液体窒素も「低温火傷」による治療ですから、いずれにしても皮膚へのダメージが避けられないのが現状です。
とくに液体窒素ではイボが完治しても皮膚はしばらくガザガサ、かつ角質が盛り上がった状態になります。
また、もともとあったイボは死滅するものの、皮膚は傷ついた状態となりますから、その傷口からウイルスが再び侵入してくるという可能性も否定できません。
液体窒素の痛みに耐えて、もしくはレーザー治療の経済的出費の痛みに耐えてせっかくイボを治しても、それでは元の木阿弥、おじゃん、水の泡。
ですから、施術後・治療後にはきっちりとケアすることが大切となります。
そこで足の裏の治療・術後のケアにぜひ使っていただきたいのが、杏仁オイル。
杏仁オイルには保湿作用が高く、足の裏というひとのからだのなかでも乾燥しがち部分にも効果的にはたらいてくれます。
施術後のダメージを負った足裏の皮膚にうるおいを与えるとともに、皮膚にバリアをつくって雑菌や刺激から患部を保護してくれるとうわけ。
しかもオイルなので、スーっとお肌になじんで浸透していくためタイムリーに効果を体感できるのも魅力。
「わたし、足の裏ガッサガサなんだけど」という方でも心配無用です。
イボという名前は通称であり、正式名称尋常性疣贅といいます。ヒトパピローマウイルスというウイルスに感染することで起こります。一度感染すると皮膚の上で増えていってしまいます。イボを放置しておくと大きくなったり、体の違うところにできたりするのは、ウイルスが活動してしまうからです。
イボの原因となっている「ヒトパピローマウイルス」に感染しないように予防すると、イボの悪化は防ぐことができるでしょう。感染の原因としてはっきりとわかっている経路はないのですが、目には見えないような皮膚の小さな傷からウイルスが侵入してくるといわれています。小さな傷を完全に防ぐのは難しいかもしれませんが、荒れた手や足をそのままにしておくなど、日ごろから行うべきお手入れの手抜きは禁物です。
お手入れをしっかりとしていれば小さな傷を防ぐことができ、ウイルスに感染するリスクは減るでしょう。また肌にしっかりとバリア機能があれば、ウイルスを寄せ付けたり体内に侵入させたりする恐れはありません。
いぼとは、主に、足の裏、手指にできるイボウイルス(ヒト乳頭腫ウイルス=HPV)が原因で出来る結節状のしこりのことを言います。ときに魚の目、タコと間違われ、自分でさわってしまうと周囲に拡大してしまいます。抵抗力の弱い子供に出来ることが多いですが、大人に出来ることもあります。足底部などで体重がかかる場所に出来たものは、イボが深く食い込んでしまい難治性となることも多いです。
イボを治す方法として確実なのは、やはり病院で治療を受けることです。イボの治療には様々な方法があり、病院でもイボの状態に合わせて対応してくれます。足裏だと、液体窒素を使って取り除くことが多いです。
今まで報告されたイボの治療をまとめてみると,1.物理的治療として,外科的切除,凍結療法,電気焼灼法 2.レーザー療法などとしてCO2レーザー,超音波メス 3.化学療法として,カンタリジン,ポドフィリン,モノクロロ酢酸,サリチル酸,グルタールアルデヒド4.薬理学的治療法として5-FU 軟膏,ブレオマイシン局注 5.免疫療法としてDNCB(DPCP),SADBEなどの接触感作療法 6.内服療法として,ヨクイニン®,レチノイドなどがあげられる.
出典:『ウイルス性疣贅の「痛くない」治療の検討』札幌医療センター 月永 一郎
https://www.jstage.jst.go.jp/article/jocd/24/1/24_1_8/_pdf
このように、従来の病院で受けられる治療法は、痛みが伴うものでした。イボは取り除きたいけど痛みは怖い…というときには、自宅で治す方法を知っておきたいですね。
方法としては、すでにイボができているときは市販薬を使ってしっかりと治療しましょう。足の裏になるので、塗り薬タイプはすぐに落ちてしまう可能性があるため、軟膏が塗ってあるばんそうこうタイプがおすすめです。
ウイルス性のイボは、ウイルスに感染したことが原因で発生してしまいます。そのため、イボが一つ治ったと思ったら、また違うイボが登場してしまうことも。とにかく徹底的にやっつけてしまわなくてはいけませんが、再発対策もしなくてはいけません。
再発対策としてできることは、常にお肌を清潔にしてバリア機能を高めること。ウイルスに感染しないように心掛けるなど、予防法と同じです。イボがあるうちは、頑張って再発を予防しようとお手入れするものですが、治ってしまうとついついおろそかになってしまいがち…でも油断は禁物。同じところに再発することもあれば、ウイルスが移動して違う場所で再発することもあります。
再発しないようなお手入れをすることが、新たなイボ予防にもなります。
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