小さなイボから大きなイボまで~イボ治療百科~
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病院でのイボ治療、イボ除去法のうち、ここでは液体窒素による治療についてみていきましょう。
「イボをとりたい」と病院へ行き、先生に診てもらいます。そこでもっとも多く採用される治療方法が、液体窒素(LN2)による凍結治療。
液体窒素は液化窒素ともいわれ、窒素を超低温に冷却して液体化させたもの。マイナス196度にもなり、生体に触れると瞬時に凍傷をおこさせます。
食品、電子機器、土木工事、低温工学など、さまざまな分野で活用されている液体です。
医療分野ではイボ治療以外にも、血液や精子・卵子の保存、がんの予備治療などで使われています。
液体窒素によるイボの治療方法は、まず、患部(イボ)の表面をあるていど削り、イボの中心を露出させる。そして、液体窒素を付着させた綿棒を患部にあて、低温やけど(凍傷)をおこさせて皮ふ表面のイボウイルスを壊死させる、というもの。
やがて壊死した組織の下にある皮ふ細胞が細胞分裂をはじめ、新しい皮ふが生まれます。皮ふの奥に潜んでいるイボウイルスを少しずつ表面まで持ち上げ、最終的にはイボの親玉を液体窒素で焼き殺す、という治療です。
わざと低温やけどをおこさせて傷をつくるとこで、免疫力を高める目的もあります。
治療は1週間から10日ごとに、何度か繰り返します。1回では治りません。はじめうちは、水ぶくれになることも。
しかし、そのぶん、少しずつ治していくので傷跡がのこらないという利点もあります。
保険診療で治療できるので、1回数百円から1千円以内の出費で治療できるところも液体窒素療法のいいところでしょうか。。
治療期間は場所によってまちまち。手の甲側など、比較的圧力のかからない患部なら数週間~、治療回数にしても数回ですみます。
しかし、常に体重のかかる足の裏、それもかかと部分だと最低でも3か月~、治りにくい人だと1年ていどかかることも珍しくありません。
それから、この治療で忘れはいけないのが、痛み。
表皮を削って液体窒素をあてるため、ピリピリと相当な痛みがあります。イボ治療で有名な皮膚科などは、1日中、子どもの鳴き声が響きわたるほど。
正直、大人でもけっこうがまんが必要です。いー坊がいうのもなんですけど、見ててつらい…。
足の裏を治療したあとなどは、痛くて歩けないこともあるので、そのあたりは十分に覚悟しておいてください。
【いー坊からひと言】
いうなれば、液体窒素療法は、根気とガマンの治療法。激しい痛みと、数か月は病院に通い続ける忍耐強さがないとイボを治すことはできません。
せっかく通いはじめても、途中で挫折しては治療費ももったいないですよね。
はじめてイボの治療をする人は、まずは自分で対処してみるのも手。そこでダメなら、液体窒素にチャレンジしてみる、というくらいの楽な気持ちでイボ治療をスタートさせてみるといいでしょう。
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